ランディングページ(LP)は、サービスの魅力を強く打ち出したデザインで、特定の目的(お問い合わせ、受任など)に導くためのページです。ですが、すべての方にとって「ランディングページが必要」かというと、必ずしもそうではありません。
ここでは、「ランディングページをあえて作らないほうがよい」2つの理由について、ご紹介いたします。
1.広告しなければアクセスが発生しにくい構成であること
ランディングページは、その性質上、検索エンジンからの自然なアクセス(いわゆるSEO)をあまり得意としておりません。情報が1ページに集約されているため、検索キーワードに対する網羅性が弱く、検索結果に表示されにくくなる傾向があるためです。
そのため、多くの場合は「広告を出して初めて人が来る」という構造になります。広告費を継続的にかけ続けることができるビジネスであれば一定の効果が見込めますが、行政書士業務は、単価が比較的抑えられており、また案件ごとの完結性が高く、リピート性が限定的であることから、継続的な広告投資が費用対効果に見合わないケースも少なくありません。
このような理由から、ランディングページのように広告ありきの集客手法は、行政書士の集客スタイルと相性が良いとは言えず、オススメしておりません。
2.画像や複雑なHTMLが多く、ご自身で更新しにくいこと
ランディングページは、デザイン性が重視されるため、画像を多用し、アニメーションや装飾などもふんだんに使われる傾向があります。こうした作りは、見た目のインパクトが強く、一見すると魅力的に映ります。
しかしながら、構造が複雑になるため、わずかな修正であってもご自身では対応が難しくなることが少なくありません。たとえば、営業時間の変更や報酬の見直しといった、日常的な更新でさえも制作者への依頼が必要となり、スピード感をもって対応することが難しくなります。
さらに、外注コストが発生することによって、「細かい修正をしたいけれど、今回は見送ろう」といった判断に陥りやすくなり、情報の鮮度を保つことが困難になる可能性があります。
また、対応可能な業務を具体的に大量に掲載することによって、閲覧者が自身の悩みに合ったサービスを見つけやすくなり、結果としてお問い合わせにつながります。
しかし、ランディングページはページを増やそうとすると制作・運用コストが大きくなってしまいます。
加えて、たとえデザイン性が高く美しいページであっても、それだけでお問い合わせやご依頼に直結するとは限りません。見た目の良さよりも、「必要な情報がきちんと届くこと」「信頼感を持ってもらえること」が最も大切です。
そもそも、ランディングページは「ある特定のニーズに対して広告で人を集め、反応を取る」ことを目的として設計されています。
行政書士のように、多岐にわたる業務を取り扱い、地域に根ざした信頼を大切にする業種においては、LPよりも柔軟に更新できる通常のホームページの方が、長期的には有効であると考えています。



